昔あるときDTMソフトを買って曲作りを始めました。
それから時が経ち、創作意欲が芳しくない今!
なんとか奮い立たせて音楽制作と向き合っていきたいなと。
最近はたまたま依頼されて奈良テレビで流れる15秒のCM曲を作ったりもしましたが、、自分の中から出てくるものは全然形にしていない!
Logic Pro X(無駄に最新版)と向き合っても以前のような集中力へなかなかもっていけないので、とりあえず整理してみることにしました。触り続けていけばモチベーションや制作スピードも向上すると期待しつつ。
生ドラム音源の整理、そして把握
そもそも、どんな音源を持ってるのか把握できてません(笑)
既に古過ぎて今の環境では動かない音源があったり、特に目的もなくたまたまセールに飛びついて使わないまま眠ってるものもあるかも。。
ドラマーやってきたので生ドラムの打ち込みは嫌いじゃないです。基本ロックで育ってきたので曲作りに生ドラムを取り入れることも多いはず。まずは生ドラム音源を整理してみます。
今回はシンプルなパターンを作って、同じ打ち込みのまま持ってる生ドラム音源だけを変更して違いを聴き比べてみます。
あえてシンプルにしてるだけでもっとかっこいいのも作れるからね!?(汗
ドラム音源はそれぞれ違いますがキットのチョイスとかは適当に合うやつを見繕いました。あとデフォルトの出音の音量差も知りたいのであえてバランスは整えてません。最初に試したBFD Ecoでのみバランスを整えて後はそのまま音源切り替えただけです。
ではいってみましょう。
1. FXpansion BFD Eco – DWキット
まずは持ってる中でいちばんマシなんじゃないかと想像してたFXpansion BFD Eco。これは3、4年前にたまたまセールを知って飛びつきました。3,990円(たぶん定価は14,000円くらい)、このクオリティの生ドラム音源の中じゃ死ぬほど安い。もともとBFD1を持ってたのでけっこう信頼してる。
これに合わせてバランス整えたのでまあ悪くない。打ち込みにこだわったらもっと生っぽくできるんでしょう。中のキットをいろいろ鳴らしてみた限りではDWの音がいちばんしっくりきました。というか好きなだけか(笑)
2. Logic Pro X 付属 Drum Kit Designer – Brooklyn
付属音源でこのレベルか。。正直好きではないけど、打ち込み整えたわけでもなく切り替えただけにしては全然使えそうな印象。
出音は少し小さいのでベース勝ちすぎてる。ハイハットのボリュームが他より小さいのは個人的にはアリです。BFDは存在感ありすぎたのでけっこうボリューム下げました。たぶんこっちは下げずともいいバランスになってくれるのかも。
最後のタタチャ!ってとこのスネアはけっこうベロシティ差をつけたけどあまり変わりがないのでダイナミクスを出すにはちょっと弱い音源か。
3. NI Studio Drummer – Session
Native InstrumentsのKomplete9を実は持ってるのでそれに付属してた2つのドラム音源、まずはStudio Drummerから。
これはLogic付属よりさらに出音が小さいか?音はとってもオールマイティー。前2つではあまり気にならなかったスネアの打ち込みのベロシティ差が目立って下手な感じになってる(笑)つまりはベロシティだけでかなり違う印象に持っていけるということ。最後のタタチャ!はそのベロシティ差のおかげで狙った勢いになってる。たぶんもう少しダイナミクスに気をつけて打ち込んだらもっと味が引き出せるはず!
4. NI Abbey Road 60s Drummer – Late
これもKomplete9に入ってたドラム音源。名前からして60年代のビンテージ感を再現してるらしい。音は、一番好きかもしれない。。もともと60、70年代のヴィンテージな空気は好みです。Studio Drummer同様、ベロシティがとても敏感そう。こういうダイナミックな打ち込みができることは生ドラム音源では大事な気がする。
このシンプルな打ち込みパターンでは全く味が引き出せてないけど、かなりの好印象。マッチするジャンルが限られるけど自分が作る音楽には進んで使っていきたいなと思った。これが想像よりよさげだとわかっただけでも今回の整理やってよかった。。
5. NI Battery 4 – Garage LE Kit
これもKomplete9に含まれてる、超有名なサンプラー音源。デジタル系が豊富でクオリティもかなり高いので生ドラム用途としては選択しないかもしれないけど、いくつか生ドラム音源が用意されてるので試してみた。
出音のクオリティは高い。バスドラの低音は効きすぎてる。ベロシティ感も申し分ない。でも生ドラムっぽさは他と比べると少し薄いかな。はっきりとしたリズムが欲しいダンスポップなジャンルにはいいかもしれない。
まとめ
この実験やってよかったなー。こうやって聴き比べるとそれぞれかなり雰囲気が違うことがわかる。比べてみた5つはどれも充分クオリティが高い。既に想像より充実した生ドラム音源を持ってることも理解した。上を見たらキリがないからね。あとは作りたい曲によってどう使い分けるかってとこだろう。
NIのKomplete9付属の2つ「Studio」と「60s」は今回初めてちゃんと使ってみたけど、思ったよりもよさげだとわかった。これは積極的に使いたい。特に60s。
Logic付属のDrum Kit Designerは単体としてはチョイスしないかと思うけど、Logic Pro X独自の「Drummer」というドラマーを選ぶだけでいい感じに叩いてくれる機能は超絶ラクチンなので、簡単な曲をさくっと作るにはかなり重宝する。
自分でしっかり打ち込んで生ドラムを再現するなら、Studio Drummerか60s DrummerかBFD Ecoのどれかを選べばいい。しばらくNI2つを使用して慣れてみようかな。機会があればそれぞれの音源の細かい調整にも踏み込んでいこう。